車載バッテリー



自転車にて電子機器を使う場合、どうしても電池は必要です。
今回、自転車に搭載しようとしている機器は、LEDを多用し、どれも比較的消費電力が大きいものばかりです。
そこで、以下の条件を満たすべく、リチウムイオン二次電池を使うことにしました。
(本当は最初、鉛蓄電池を使っていたんですが、1kg以下では6V/4Ahが限度で、持ちが悪かったので変えました。)
●自転車に積むのでなるべく軽い(1kg以下)
●電源電圧5Vに統一したいので、その近辺の電圧
●なるべく大容量
●貧乏なので、二次電池

幸い秋月電子でリチウムイオンバッテリーパック(10.8V/1300mAh)が400円で売っていたので、 これを6セット買い、中身のセルをばらして組み直し、2S8P構成で7.2V/10.4Ahのリチウムイオンバッテリーパックを作りました。 一応、リチウムイオン電池の単セルでの利用は、保護回路などがついていない為、爆発・発火の危険がある、ということになっています。 バッテリーパックの表面を見ても、当然「分解・改造はしないでください」と書いてあります。 しかし、保護回路がなくても、「保護しなければならない使い方」をしなければいいのです(?) そこで、いわゆる保護回路のやっている仕事を調べてみました。 主な機能は以下の3つだそうです。詳しくはここ

●過充電/過放電防止
●過電流防止
●温度異常監視

つまり、充電器をきちんと制御して過充電しないようにする、使用中は常に電圧監視して過放電に気をつける、 過電流と温度に関しては普通のヒューズと温度ヒューズを入れておく、くらいの対策でいいかな、という感じです。 幸い温度ヒューズはもとの電池パックに入っていたので、それを流用し、電流ヒューズは普通の10Aのガラス管ヒューズを使いました。 (8並列なので、10Aはセル当たり1.25A程度。結構小さい)
ちなみに、リチウムイオン電池は定電流・定電圧充電なので、秋月の鉛蓄電池充電器キットを流用して使っています。
また、実装するときは衝撃吸収と万が一爆発したときの事を考えてスポンジでくるんで8cm角のアクリルケースに入れて実装しました。


写真コーナー
生セル(SONY製1300mAh) 2S8P構成 実装状態


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