夜間自転車で走行する場合、無灯火はかなり危険な行為です。
都内は街灯のおかげで大部分が明るいですが、やはり車のドライバーは無灯火の自転車を 見落としてしまいがちです。
そこで、ライトが必要になるわけですが、ロードレーサーに普通のダイナモ式ライトが付くハズもなく、 必然的にバッテリー式の物になります。 Cat Eye製の物などいくつか物色しましたが、白色LED数個で1000円以上する値段設定に納得がいかず、 自作することにしました。

そこで、なるべく明るい白色LEDを探していましたが、φ5の砲弾型LEDではせいぜい10[cd]@3.5V,20mA程度の物が限度。 白色LEDの発光効率が通常15[lm/W]程度だと言われていいますので、20個付けたとしても、3.5V,800mA=2.8W→42[lm]程度。 また、20個もつけるだけで大変&ダサい。
そんなおり、LUMILEDS社のLuxeonというパワーLEDを発見しました。 Luxeonは、1W, 3W, 5Wの物があり、LED式懐中電灯などに使われたりしています。 これは、パワーLEDというだけあって、1粒のLEDに1Wでも3.5V,350mA、3Wで3.5V,700mA〜1A、5Wで6.9V,700mA〜1Aを流す事ができます。 データシートによると、3WのLuxeon1粒で60〜80[lm]程度の光束を発射し、5Wに至っては1粒で120〜140[lm]というすさまじさです。 これは自転車に搭載するのに持ってこいだと思い、早速3WのLuxeonを2粒ほど購入しました。

駆動は、通常のLEDと同じく、電流制限抵抗を挟むだけ。ただし、抵抗でもそれなりの電力が消費されますので、 酸化金属被膜抵抗の定格3Wの品を使いました。High/Lowの切り替えができるように6Ωと20Ωを用意し、スイッチで切り替えられるように してあります。


回路図
写真コーナー
Low mode(150mA) High mode(800mA)
電流制限抵抗(酸化金属被膜3W) Luxeon III Emitter


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