バーサライターとは、人間の目の残像現象を利用した表示装置で、1次元配列の表示装置を運動させながら、一定時間間隔で表示内容を変えることによって、2次元の表示をする装置です。 というと難しそうですが、つまりはドットマトリックスLEDのダイナミック点灯を1列に並んだLEDアレイでやる、というだけです。 むしろ、ダイナミック点灯の方が列選択などがある分、回路も制御もめんどくさいです。 バーサライターで綺麗な表示をするためには、表示装置本体が等速直線運動をしている事が理想的です。販売されている物をみれば、振り子運動や円運動を利用して、空中に時刻を表示するLED時計なんかが売ってるいます。 これと似たような事を、自転車の車輪につけた表示装置でやると、走行中の車輪に文字を描く事ができます。 そこで、おなじみMicrochipのPIC16F877を使って、1列=24dotのバーサライターを作成しました。 1列に24dotあるので、多少フォントを凝ったものにできます(写真参照:楷書体) マイコン、LED、電流制限抵抗共に面実装部品を用いて小型化し、車輪に内蔵可能にしました。 PICは1ピンあたり、シンクカレント25mAまで大丈夫なので、LED直結でドライブしています。 電源は回転する車輪内に持たないといけないので、006P電池+5V三端子レギュレータを使いました。写真には写っていませんが、車輪の中心付近に電池が搭載されています。 |
写真コーナー | ||
表示させてみた所 | 実装状態 | |
回路図 | ||
関連ファイル | ||
・基板パターン ・PICソース ・動作の様子(動画:WMV形式,504KB) ↑カメラのフレームレートの関係上、ちょっと表示が欠けます |