赤色LEDの発明から30年遅れて光の3原色が揃い、LEDでもフルカラーを表現出来るようになりました。
それを期に、最近では以前に比べ急速に「光のLED化」が進んでいるように思えます。
(いつからクリスマスツリーは青くなったんだ?)
組込み機器の最先端、高級乗用車でもその傾向にあり、電球がLEDに置き換わっています。
そこで、その流れに追従し、ちょっと高級車っぽい雰囲気を味わう為に、リアの燈火類をLEDに変更致しました。 用いたLEDはFlux LEDとよばれる、「セミパワーLED」の一種です。セミパワーLED、というのはパワーLEDほどの光量 はないものの、φ5の砲弾型LEDの2〜数倍程度の光束を発し、特にヒートシンクを用意せずとも利用できるものです。 自転車に搭載する場合のように、小型&高光度を両立したい場合はパワーLEDですが、 テールランプのような大面積&視認性良好程度の明るさ、であればセミパワーLEDの方が扱いやすいです。

実装では、
●テール・ストップランプ=赤×60粒×左右
●ウインカー=黄×36粒×左右
●後退灯=白×20粒×左右
を使ったので、必要な穴あけ個数=928個!にもなってしまいました。
さすがに手であけるのはめんどかったので、裏技を使わせていただき自動で穴あけしました。

【追記1】
さすがに、直視出来ないほどまぶしかったので、さらに電流制限抵抗4.7[Ω]をストップ・テール・ウインカーに追加しました。
まぶしすぎると上品さがなくなりますからね。LEDの良さは、スペクトルの細さであって、指向性の高さではないです。
(後退灯はそのままです)
【追記2】
案の定、ハイフラッシャーになりました。
このままでは道路交通法違反なので、ウィンカーに無駄に電力を消費するための抵抗を追加しました。 抵抗値は現車あわせで決めましたが、5Wセメント抵抗で50[Ω]を5つ並列につなげ、115[点滅/分]に納めました。
【追記3】
走り初めて30分くらいするとABSとAYCの警告灯が点灯しました。
WEBで調べた結果、エボ4の場合、ブレーキランプの電球が切れるとこの症状が現れるようです。
その為、テール・ブレーキランプにも同様に電力消費用セメント抵抗を挿入しました。
値は、定格5Wの39[Ω]x4つをブレーキラインに、同じく1つをテールライン用に使いました。
その結果、警告灯が点灯する症状は解消しました。


回路図
写真コーナー
用意したテールランプ用基板 外観(左・LED仕様、右・純正) 内部(左・LED仕様、右・純正)
実装状態(左ウィンカー基板) 実装状態(テールランプ基板) 点灯状況
点灯状態(ウィンカー,テール,後退) 点灯状態(ウィンカー,テール) 装着状態
関連ファイル
基板パターン(左用。右は反転印刷して用いる)



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