ここで紹介している鈴商の384x192dotのモノクロ液晶を使って、
自転車用スピードメータを作成しました。 といっても、回路はほとんどグラフィックLCDコントローラの流用で、試作段階では同じ基板を使っていました。 最終的にはRTC(バッテリバックアップ付き)、温度センサを追加して多機能なものにしました。 主な機能は以下の通り ●スピードメータ(デジタル/バーグラフ表示) ●ケイデンスメータ(デジタル/バーグラフ表示) ●今回の走行距離 ●今回の走行時間 ●平均時速 ●積算距離 ●現在の日付と曜日、時刻表示 ●温度計 ●バッテリ電圧表示 ただし、液晶が大きい&基板も100[mm]x75[mm]を2枚使ったので、 スピードメータとしてはかなり大型になってしまいました。 しかし、その分大画面なのでバーグラフ表示が可能になり、これが実用上かなり便利です。 バッテリ電圧表示はV単位で表示し、これが6Vを下回ったらリチウムイオンバッテリが過放電になる危険性があります。 CPUにはPIC18F452を使い、LCDコントローラに使っている20MHzの水晶発振子からクロックを供給しています。 車輪、ペダルの回転は同じく鈴商で売っているリードスイッチ(磁石が近づくとONになるスイッチ) を使っておこなっております。Weak-Pull-upをenableにし、INT0/INT1とGND間にリードスイッチをつなげ、 車輪・ペダルに取り付けた磁石が通過するたびに割り込みが入ります。 そのときのTimer0(スピード用)/Timer3(ケイデンス用)の値を読み込んでkm/h,rpmに変換します。 もともとは、さらに加速度センサと警報ブザーをつけて盗難防止機能もつけようとしていたのですが、 実際作ってみた所、防犯モード解除の方法や、電池を抜かれたらオシマイなどでいまいち強固なセキュリティを確保できなかったので、 諦めました。基板はそのまま流用したので、無駄なパターンが多々残ったままです。 |
写真コーナー | ||
表示部(バックライトON) | マウント部 | リードスイッチによる回転検知部 |
回路図 | ||
関連ファイル | ||
・制御部基板パターン(ただし、多少無駄なパターンあり) LCDコントローラ部はGraphic LCD Controllerのところで作ったのを流用。 ・PICソース(ただし、要MPLAB-C18。私は期間限定無償の評価版を使いました。) |